愛用のスマホ DIGNO DUAL 2 WX10K の液晶画面がヒビ割れたので自分で交換してみた全記録!

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全国の DIGNO DUAL 2 ユーザーのみなさまこんにちは。ウィルコム歴一年未満の未熟者 KUDOH@NIJILOG です。

いやー、やっちゃいました。
スマホを持ち始めてから初めての画面ヒビ割れですよ。

原因はなんのことはない、ただの落下でして、完全に自分の不注意でアスファルトに画面から落とすという、どうしようもないダメさです。
まあ、これまでも机の上からとかポケットから落とすということが何度かあったんですが、運良くなにもなかったので特に対策もとっていなかったのがいけなかった。

落としたときは「あー、やっちゃった」くらいの感覚だったんですが、拾い上げて画面をみたらガラスがバリバリに割れているじゃないですか。

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幸いにも電源は入るし、操作もできる。ただ画面が割れてるだけ。
ただ、ヒビ割れがなかなか広範囲で、しかも深い。スワイプしてると指が切れるんじゃないかというくらい割れてます。これはアカン。

まあ、ここまで割れてるんなら買い替えるという考えもよぎったんですが、今のスマホにしてからまだ一年未満なので出来ればそれはしたくない。
となると、どうにかして修理するしかない。

で、どうしようかと考えるために、とりあえず Google さんに聞いてみたわけです。
すると、同じようにスマホの画面割れをする人は中々多いらしく、サービスとしてスマホ修理をしている業者さんがいくつか見つかりました。
さらに自分でスマホの修理をするという人々のブログも発見。

調べる前はメーカーに修理を依頼するしかないと思っていたんですが、意外にいろいろと選択肢が浮かんできました。
現状でとりえる選択肢は三つ。

・メーカーに修理を依頼する
・外部のスマホ修理屋さんに依頼する
・自分で修理する

ということで、これも折角の機会と思い直して、これらの選択肢を全部あたってみた結果をレポートします。

まずはメーカー修理に問い合わせてみる

電子機器の修理を依頼するならまずはメーカーに聞くのが一番でしょうということで販売元のウィルコムへ。
スマホの取説に書いてあったサポートに電話。五分程待たされて電話がつながりました。

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「スマホを落として画面にヒビが入ったんですが修理にはどのくらいの費用と時間が掛かりますか?」と聞いた所「申し訳ありませんが、修理に関しては製造元の京セラに委託しておりますので費用と時間についてはご案内することはできないんですよ」とのご回答。

「ザックリと概算でもいいから目安くらいは教えてくれませんか?」と引き下がると「液晶割れといっても表面のガラスだけなのか、内部まで修理が必要なのかがわからないので費用はなんとも言えませんが、期間はまず見積もり診断までに一週間かかりまして、修理自体に二週間程度になることが多いですね」と「また、現在WX10Kの在庫がウィルコムにもまったくない状況でして、修理期間中にスマホで代替機をご用意することができないんです」。

えー、じゃあ修理から帰ってくるまでに三週間!!
しかも、代替機ないってさすがにキツイでしょう。

「そうですか……」とションボリしていると「もしかしたら京セラさんに直接お話しされれば、もうすこし細かい話を聞けるかもしれません」という情報をゲット。
これ以上深追いしてもあんまり情報が得られなさそうだったので、お礼を言って終了。

今度は京セラのサポートに電話です。
さっきのウィルコムに話した内容をそのままつたえると、「あくまで概算でよければ」という前置きで費用を教えてくれました。

金額は「20,000円程度にはなりますね」ですって。

まじですか……。新品買ったほうがいいじゃないですか……。

修理代金20,000円で、三週間待ち。しかも代替機なし。
これはありなのか?いや、ないでしょう。

ということでお礼をいって電話を切りつつ、次の選択肢へ。

スマホ修理屋さんに問い合わせてみる

メーカーの修理に見切りをつけたものの、出だしから光の見えなさ加減にゲンナリしつつ、ウェブでアタリをつけておいたスマホ修理屋さんに電話です。
まずは一軒目の修理屋さん。

電話に出たのは女性の年配の方っぽかったんですが、なかなかに感じの悪いしゃべり方。
ぶっきらぼうというか、高飛車というか、なんかの拍子に「はぁ?」とかいいそうなタイプで客商売としてどうなのよとか思いつつも頑張って趣旨をつたえます。

まず、ディスプレイ交換の場合は技術料として8,800円が必要でプラス部品代が別途必要になりますとのこと。
まあそうだよね、と思いながら部品代はいくらくらいなんですか?と聞いた所「WX10Kはあんまり出回ってないんで正確なところがわからないんですけど10,000円くらいですね」と。

ん?出回ってないってどういうこと?メーカーから部品取り寄せとかじゃないの?と聞くと「違いますよ。中古で買い取ったりオークションで買ったものを部品取りします」と正直なご回答。
「海外製のものなら部品だけで流通してることがあるんですけど日本のメーカーはなかなかないんですよ」と追加情報も頂きました。

となると、部品代は出物次第だけど概ね18,000円。納期も出物次第。
正直言ってメーカーとあまり変わらんね。

ここもナシと判断したので、こちらもお礼を言って次の会社へ。
続けて二軒目の修理屋さん。

こちらは対応も丁寧でまずは一安心。
ですが、肝心の修理に関しては一軒目とほぼ変わらず。

一軒目と違うのは「同じスマホをお客様がお持ちでしたらすぐに修理できますよ」との心温まるご提案を頂いたくらいでしょうか。
ふつうの人は同じ端末を二台持ったりしないから……。

とりあえず二軒ばかり修理屋さんに連絡した結果としては、

・メーカーと値段はあまり変わらないか少し安い
・オークションで中古端末を買って取り替えるだけ
・DIGNO DUAL 2はあまり出回ってない(人気無い……)

こうなったら最後の選択肢である自分で修理をやるしかない!
でも、できるのか?自分。

自分で修理する

メーカーとスマホ修理屋さんに問い合わせてみた結果はコストも期間もいまいちだったので自力で修理をやってみましょう。

一応前もって書いておきますが、機械系の知識ゼロでハンダも中学校以来さわったこともありません。
なので勝算ゼロ、とりあえずなんとかなるかも?くらいでやっているので、これから紹介する方法が間違っている可能性があることを断っておきます。
また、スマホを分解するとメーカーでの修理を受け付けてもらえなくなる可能性がありますのであくまで自己責任です。

用意するもの

最初は道具とパーツ集めからです。

・DIGNO DUAL 2 WX10K(これから修理するもの)
・DIGNO DUAL 2 WX10K(部品取りする同じ種類の端末)
・Y字の特殊ドライバー
・精密マイナスドライバー(あれば)

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部品取りする同じ種類の端末はオークションで送料込みで2500円くらいでゲットしました。
修理元と色が違いますが部品取りだけなので問題なし。
中古品で多少使用感がありますが、これも部品取りのためだけに使うので関係なし。
ただしパーツ交換時に困るので完全に動作するものじゃないとダメです。

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Y字の特殊ドライバーはスマホを分解するときに使います。
背面のカバーを外すとわかると思いますが、ネジ山の形がふつうの十字型じゃないのでこのドライバーは必須。
ホームセンターで500円くらいです。

精密マイナスドライバーはスマホのシャーシというかなんというか、背面カバーを外した更に内側にあるケースを外すときに使います。
ケースの内側から爪が掛かっているのでコジッてあける感じになるので、細くて丈夫な代用品があればそれでもOKです。

これらの道具とパーツがあればなんとかなります。
意外にお手軽ですよね。

実際にバラしてみる

準備が整ったのでいざバラしスタート。
いきなり修理する本体をバラして失敗するとどうにもならないので、まずは部品取りする方からバラして行きます。
万が一無理だったとしても部品取り端末なら壊しても痛くないですし、一回ばらしてそのまま元に戻せればバラし方の確認にもなります。

ということで、まずは背面カバーを外して電池パックが見えるところまで持っていきます。
背面カバーには特にフックみたいなものがついていないので、ただ爪かなにかで引っ掛けて取るだけで外れます。

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これが外したあとの状態です。
さらにここから電池パックとSDカード、SIMカードを外して、いよいよ黒い内側のケースを取り外します。

ネジ山が7箇所みえるので、これを全部外しましょう。
Y字の特殊ドライバーはここで使います。
全部外すと、ちょっと大きいネジが6個、小さいネジが1個とれるはず。

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ネジを外すとパカッと外れるかと思いきや、内側から爪が掛かっているので手で外そうとしても全然外れません。
そこで精密マイナスドライバーをつかって、ケースのスキマからこじ開けます。

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具体的には側面のこの辺りにマイナスドライバーをちょっと差し込んであげれば少しづつ開いていくので、片側ずつ開けていく感じです。
ここであまり無理をするとケースが破損するかもしれませんので慎重に。

ドライバーでコジコジしながらケースを浮かせていくと最終的にパカっと開きます。

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こんな感じで基板が丸出しです。
赤いケーブルがグルっとついているのが背面側。基板がついているのが液晶画面側にわかれます。

今回は液晶画面を交換するので背面側は不要。大事に横に置いておきます。
で、これが液晶画面側のアップです。

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基板を取り外す

どうやら液晶画面はこの基板の下にある模様。
かなり面倒ですが、この基板も外さないとダメですね。

じゃあ基板も外していきます。

まずは基板本体に掛かる前に、じゃまになりそうな左側の電源と音量のボタンを外します。

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プラスチックがハマっているだけなので指でポロッと外れます。
さらにその下にゴムがついているので、それも指でポロッと。

さて、ここからが本番。
基板には液晶画面側から伸びた何本かの平べったいケーブルがつながっているので、これを外さないといけません。

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まずはやりやすい中央につながっているケーブルと左端のケーブル、中央上ケーブルの三箇所を外します。
ケーブルはハンダされているのではなく小さいコネクターになっているので、精密マイナスドライバーで下からちょっと持ちあげるだけでカンタンに外れます。
ついでに中央上ケーブルの近くにあるネジも外しておきましょう。

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次に右側の外枠を回っている白いケーブルを下のコネクターから外します。

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そして次からがちょっと難しいんですが、中央上のカメラ枠とイヤホンジャックカバーを外します。

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カメラ枠は基板の下にちょっと爪を掛けている感じなっているので、若干上側にずらしながら指で持ち上げると外れると思います。
イヤホンジャックカバーもカメラカバーと同じかんじで取れるんですが、銅色のピカピカしてるのがテープみたいになっていて、あまり粘着力が強くありません。
無理な方向にコジッたりするとテープが剥がれてしまうので、ちょっと慎重に外してください。

ここまでやるとこんな感じです。

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ゴチャゴチャしてますがしょうが無い。
ここまでくればあとちょっと。

最後のケーブルがカメラ枠の下に隠れています。
カメラ枠を持ち上げると基板の下からケーブルが伸びていて、緑の板の下につながっていると思います。
この緑の板にはヒンジがついていて、精密マイナスドライバーで下からちょっと持ちあげるとパカっと持ち上がる仕組みです。

緑の板を持ち上げるとケーブルを軽く引っ張れば基板から抜くことができるので、ソロリと抜いてあげましょう。

ケーブルが抜ければついに基板が外れます。

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じゃじゃーん。外れましたー。

予想外の事態

しかし、ここまできて予想外の事態。
バラしてみてわかったんですが、DIGNO DUAL 2 WX10K は液晶画面の裏側にケースが直接つけられていてパーツが独立していません。

予想では液晶だけがパカっと取り出せるようになっているだろうから、そこを交換すればいいよねとか思ってたんですが、これでは液晶画面だけ取り外すことができません。

まじかー。ここまできて諦めるしかないのか……。

そんなことを考えながら基板を眺めていたら思いつきましたよ!

液晶画面を取り替えるんじゃなくて基板を取り替えればいけるんじゃない?

いやー、すっかり液晶画面が割れたからソコを取り替えることしか頭になかったんですが、よく考えて見れば基板がこれだけ外せるんなら無事な方に基板を差し替えてあげればいいんですよね。
端末に紐付いているSIMロックも、ケースじゃなくて基板に関連しているでしょうし、たぶんこれでいけるはず。
角膜移植のつもりが脳移植になっちゃったみたいな感じですが結果良ければ全て良し!

ということで方針変更。
部品取りの端末に修理元の基板を持ってきます。

ここからは修理元を同じ手順でバラすだけなのでドンドンやります。
概ね10分位でバラし完了。

基板を取り出して部品取り側にもってきて接続。
あとは逆の手順で組み上げるだけ。

そして緊張の一瞬。
電池パックを取り付けてスイッチオン!

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つきました!きれいになった画面!

中身も確認。
問題なく動いてるし、音もなる。電話もできる。
絶好調です。

最終的にこうなりました

無事修理が完了して快調なスマホに戻った DIGNO DUAL 2 WX10K。
やっぱり画面が割れてないってステキですよ!

メーカーや修理屋さんに依頼すれば約20,000円で数週間かかるところが、自分でやれば工具代も含めて3500円と一時間程度で完治です。
すばらしい。DIYバンザイ。

ただ予想外の事態によって色が……。

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つかう予定じゃなかった部品取りのピンク端末がメインになってしまったのでしょうが無い。
さすがにピンクはどうなのよと思いながらも、折角なので背面カバーだけはオリジナルのブルーをつけてツートンカラーにしてみました。

いろいろありましたが最終的には個人的に楽しめたので良しとしましょう。
しかし今後はちゃんとスマホカバーをつけようと思った体験でした。